◆苔玉の育て方◆

 置き場所 】

家の中に置くときは明るい窓際に。室内で3~4日置いたら3~4日外に出して下さい。(年間通して)

基本的にどんな植物も外で管理します。(家の中は植物にとって最悪の環境です)

植物の欲しいものは太陽の光はもちろん天然の風・雨・昼と夜の寒暖差です。

日本の植物は、日本の四季 春夏秋冬を感じさせることが重要です。(家の中はいつも春なので)

苔玉を枯らす原因のほぼ90%は家の中に置きっぱなしの状態であることです。

カビが発生してしまったら、お酢と水を1:1で割ってティッシュに含ませて拭き取りましょう。

観葉植物以外はエアコンの直撃を避けましょう。


【 水やり 】

苔玉の表面が乾いて軽くなったらバケツにドボンして苔玉の部分を水に浸して下さい。

泡が出なくなり中まで浸透したらOKです。目安は週に2~3回、2~3分です。

常に水に浸した状態では根腐れの原因になるので避けてください。

長期間外出する場合のみ、苔玉の2/3程度苔玉に水を張れば2週間程度は耐えられますが頻繁には行わないで下さい。

冬期間は暖房の部屋でなければ7~10日に1度程度に控え、葉物には霧吹きで水やりを行いましょう。

特に観葉植物は寒眠期になるのであげすぎは注意が必要です。



【 肥料 】

毎月、水やりの時に液体肥料を水に薄めて浸してください。(ハイポネックス等)

固形肥料の場合3か月に1度を目安にあげましょう。


【 苔の性質と張り替え 】

日光を好むハイゴケを使用しているので、日に当ててあげましょう。苔が伸びすぎたらカットしてあげましょう。

黒ずんでしまうと復活するのに年数がかかるので、張替え、鉢植え、地植えしてあげましょう。

鉢物は2~3年で鉢の中に根が廻り水が入らなくなるので植え替えをしますが、苔玉の場合は水に浸すので根まで水が届かない事がほとんどない為、植え替えはあまり考えなくて良いでしょう。


【 剪定 】

植物の枝が伸びてきたり、込み合ってバランスが崩れてきたら、剪定や間引きをして姿を整えます。

強すぎる枝や込み合っている部分は根元から切ってください。

長すぎる枝も短く切り落としてバランスを取って下さい。

基本、花物は花が終わったらすぐのタイミングで、葉物はいつでもいいです。

この際、将来の樹形を考えながら剪定すると楽しいですよ(*^-^*)


【 最後に盆栽とは・・・】

①園芸としての魅力 ②自分で考えて形を作る楽しさ ③将来骨董的価値を持つ

この3つの要素を持っているものだと思います🌸